建築デザイン

Architectural design

シンプルさは究極の洗練である レオナルド・ダ・ヴィンチ 建築家はトータルのアレンジに秀でてなくてはならない

an architect needs to orchestrate the entire process
Shigeo Ogura

建築家 小倉薫雄

メッセージ
Here's my message

白の誘惑。
幼少時は北海道の片田舎で育った。11月頃から雪が降り出し、多いときは4mもの積雪になる豪雪地帯だ。外から雪かきをしてもらって何とか外に出ると、世界は見渡す限り白の広がり。それでも東京から越してきた子供としては、この雪が大好きで、吹雪により周り一面、輪郭という輪郭がすべて白く消え去った神秘の世界に溶け込むようにして遊び続けた。だから蕗の薹や水芭蕉が雪の下から芽生えてくる遅い春を大人たちは待ち望み、その到来を喜んだが、私は寂しかった。ひたすらつまらなかった。ただただ雪解けが憎らしかった。あれから多くの時が流れた。が、あの北海道の白はいまも私を捉え続ける。心の原風景。

いつだったか、メキシコに建築視察の旅行を敢行した折、同国を代表する女性画家フリーダカーロの邸を訪ねた。いわゆる「青のアトリエ」だ。その敷地内には、彼女の作品の良き理解者であり師匠であり、困った浮気性の夫でもある画家ディエゴ・リベラの住居もあった。この夫婦の関係は決して平穏とはいえなかったが、この愛憎相半ばする二人家を屋上廊下で繋いでいるのを見て、妙に心が騒ぎ感動したのを憶えている。その頃、私自身に二度目の離婚話が出ていたからだろうか。そのあと訪ねた同国が誇る現代建築家ルイス・バカランの作品を特徴づけるピンクの色より、よほど感動的であった。

モダニズムという名の"何も足さない何も引かない"建築の世界を学び、社会に出て建築家となった。何も足さない何もひかない究極の姿は白の世界だ。その意味でも、白はいまも私を挑発し、誘惑する。だが、やはり白は怖い。どうしても色をつけ、丸窓を配し、石を貼ったり、凸凹をつけたりしてしまう。

偉大な近代建築家であるミース・ファン・デル・ローエの手による「ファンズワース邸」を雨上がりのシカゴで観たとき、初めて白の建築を見たような気がした。実際の色ではなく、その透明感、空気感、緑豊かな周辺環境との調和感に興奮して、思わず愛用のライカをエントランスのトラバーチン仕上げの床に落としてしまった。動かなくなった。仕方なくカメラはあきらめ、この肉眼に焼き付けた。その像はいまも、あのとき瞳に収めた静かで簡素なたたずまいのまま、私を挑戦し続けている。

白の建築を創りたい。

株式会社パワーステーションCONCEPT

コンセプト
The Concept

設計を依頼されたら、施主の夢を実現する事に全てを尽くす。
ご要望は多種多様ではあるが、建築家として蓄積した知識とスキルを提供しながら、対話を通じてより良い解決策を見出していく。豊富な話題の中にヒントがあり、ご一緒に新たな空間を創ることで、これからの人生を豊かにしていくことができるかもしれない。いつもそう願っています。

As an architect, I do everything within my powers to realize my clients' dreams. To do so, however diverse such dreams may be, I seek solutions through careful discussions with clients and by tapping into the professional expertise and skills accumulated over the years.

作品の流れ
Timeline

建築年表
    株式会社パワーステーションの特徴
  • 世界の建築デザイン事情に詳しく、インターナショナルな設計デザインをご提供することができます。
  • 桂離宮などの和の建築の研究と、茶道、書道、能の経験を通じて日本の伝統的な文化の真髄をご提供することができます。
  • 施主の個性を最大限に生かし、その生き方を表現するだけではなく、内面に秘めた想いまでを引き出しデザインとして具現化することで、
    精神的な空間をご提供できます。

我々、パワーステーションは、各種の用途物件に応え、多種にデザイン展開してきました。
考え方の根源はブレないと思いつつも、振り返るとそれぞれの取り組み方、
テクニックに少しずつ違いがあるように感じています。

Residences

おおむねオーダーメイドの住空間であるから、家族の趣向の特徴や、日、週、年、それ以上の将来まで見据えデザインしていく。家族同士でも気がつかなかったようなところまで、「心が届けば」きっと将来満足していただけるデザインとなる。

Commercial offices

まずは、働く人々の動線や施設群を必要面積に合わせていかにレイアウトして行くかが重要である。しかし、平面計画をしながらも、ついには特徴ある唯一無二の最終案をプレゼンする。おもむろに立体的な空間イメージにつながり、今までに見たこと無いデザイン空間に驚きと期待の歓声が出たら成功だ。

Showrooms

各種手掛けてきたショールームデザインは、車のような単体をアピールするもの、ドアや窓のように何かに当てはめて展示するものなどがある。商品の魅力を引き出すために、展示空間の動線にストーリーを創りだす事を考える。それは歴史であったり、世界感であったり、空想の都市であったり。なんらかの異時空間を体験していただき、高揚感と共に商品のイメージアップができればしめたものだ。

Stores

集客できるかどうかの重要な要素の一つが「照明計画」である。昼間の太陽の絶大的な影響は刻々と変わる天候とも相まってコントロールしきれないが、夜間の光のデザインは店の趣を十分にコントロールできる。店のファサードやインテリアの素材たちも光源、照明器具、陰影の変化などで大きく表情を変えて行く。店舗デザインの一番の醍醐味である。

Healthcare facilities

新型コロナウイルスの影響で医療施設の清潔度は最重要課題だが、アフターコロナには、新たな心から医者と患者が向き合う空間が求められてくるように感じている。「治療から癒しへ」そんな単純のものではないがコロナでの心の病も見逃せない事態になっている。これからのクリニック空間は、ゆとりと、落ち着きのある空間が望まれると考え、それをデザインしていくことが使命と感じている。

Competitions

設計競技に参加する事は、その時点での自分の思考スタンスを知る重要な機会である。日頃のプロジェクトと違い、ある程度自由な発想をぶつけ合うとき、空想力、妄想力をどこまで発揮できるかを試すチャンスとなる。コンペでは訪れた事も無い外国の、見た事も無い環境に考えを巡らせていく。この世に無い存在しない新たな発想が湧き出てくればしめたものだ。

受賞歴
Awards

  • 1991 『第7回住まいのリフォームコンクール』建設大臣賞
  • 1993 IFYA神戸93 『次世代を担う若手建築家のための国際会議』日本代表参加
  • 1995 仙台市主催『(仮称)せんだいメディアテーク設計競技』13選
  • 1996 『"断面1996"武蔵野美術大学造形学部建築学科1964-1996 作品展』出展
  • 1999 『川崎デザインコンペティション'99』特別賞受賞
  • 2001 『(株)成建デザイナーコンペティション』準優秀賞受賞
  • 2018 世田谷区制85周年 換気塔の色彩デザインコンペ 入賞

建築デザインギャラリー
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